01
BENEFIT
失業給付を調べる
受けられる制度なら、条件をきちんと確認して使う。 再就職を急がずに考える時間を持つための支えになった。
03 / WORK & LEARNING
働く。休む。学ぶ。
60歳からは、一つに決めなくてもいい。
定年後、すぐに次の仕事を決めたわけではない。
短く働き、学び、ときには休みながら、
これからの働き方を考えている。
HONESTLY
約40年、会社員として働いてきた。
60歳で定年を迎えたとき、 「さあ、次の会社を探そう」とは思わなかった。
少しくらい、会社に合わせない時間を過ごしてみたかった。
明日の仕事をすぐに決めず、自分のペースで次を考えてみたかった。
最初から、「学び直して新しい仕事に挑戦しよう」
と決めていたわけではない。
まずは少し立ち止まって、 これからどうするかを考える時間が欲しかった。
MONEY & LIFE
定年したからといって、生活費が止まるわけではない。
食費も、税金も、保険もかかる。
何もしなくても、お金は出ていく。
ロト6で3億円を当てたことがあるので、 「働かなくても困らない人」と思われるかもしれない。
でも、あれから20年以上が経った。
今は今の資産と、これからの生活を見ながら暮らしている。
老後のお金に不安がないわけでもない。
「すぐに働かない」という選択にも、
それを支える条件がいる。
だから私は、貯蓄だけを見るのではなく、 失業給付をいつまで、どのくらい受けられるのか、 その間にどんな働き方ができるのかを調べた。
誰にでも「休めばいい」と言える話ではない。
それぞれの生活と、お金の条件があると思っている。
TRY & USE
立派な計画があったわけではない。
次を急がないために、使えるものを調べた。
01
BENEFIT
受けられる制度なら、条件をきちんと確認して使う。 再就職を急がずに考える時間を持つための支えになった。
02
SHORT WORK
毎日働くのではなく、条件を確認しながら必要な日に働く。 収入だけでなく、知らなかった仕事を見る機会にもなった。
03
TRAINING
失業給付を受けながら学べる制度を知り、Webデザインの訓練へ。 最初から転職先を決めていたわけではない。
OTHER WORKS
これまでの仕事は、機械設計や自動車設計が中心だった。
定年後、タイミーなどを使って、 飲食、物流、福祉など、これまで入ったことのない現場で働いてみた。
皿を洗う。荷物を運ぶ。冷凍倉庫で働く。人を支える。
仕事が変われば、求められるものも、働く人の景色も変わる。
実際にやってみると、
「働く」という言葉の見え方が変わった。
そして改めて、お金を稼ぐことは簡単ではないと思った。
どの仕事が上で、どの仕事が下という話ではない。
知らなかった現場を知ったこと自体が、自分には大きかった。
LEARNING AGAIN
学んだことが、そのまま仕事になるとは限らない。
それでも、知らないことを知るのは面白い。
Webデザインの職業訓練校に入り、 HTML、CSS、Illustrator、Photoshop、WordPressなどを学び始めた。
教室には、自分よりずっと若い人たちもいる。
覚えるのが早い人を見て、年齢を感じることもある。
それでも、昨日まで分からなかったものが分かるようになると面白い。
そして今、このPROJECT LIFE VALUEのサイトも、 学んだHTMLやCSS、WordPressの知識を使いながら自分で作っている。
学びは、必ずしも転職のためだけにあるものではなかった。
仕事につながるかもしれない。
自分のやりたいことに使えるかもしれない。
それくらいの距離でもいいと思うようになった。
EXPERIENCE
Webを学んだからといって、 これまで約40年続けてきた設計の経験がなくなるわけではない。
むしろ、まったく違う仕事をして、新しいことを学んだからこそ、 長い時間をかけて身につけた技術や経験の価値にも気づいた。
学び直すことは、
これまでの自分を捨てることではない。
昔の経験に、新しい知識を足す。
必要なら昔の仕事に戻る。
まったく違うものと組み合わせる。
そう考えると、「次の仕事」を一つに決める必要もない気がしている。
FROM HERE
決めていないけれど、以前より選択肢は増えた。
これまでの技術を活かして働くかもしれない。
Webの知識を使うことがあるかもしれない。
短く働きながら、別のことを続けるかもしれない。
あるいは、しばらく働かない時期があってもいいと思っている。
これは私のやり方であって、誰にでも同じことができるとは思わない。
生活も、お金も、家族も、健康も、人それぞれ違う。
だからこそ、自分に合う働き方や学び方を、 その時々で選んでいけばいいのではないかと思っている。