01 / LIFE AFTER 60

60歳からの人生

60歳は、人生の終点ではない。
自分で時間を選び直せる、次のスタート地点だ。

約40年、仕事を中心に時間を使ってきた。
60歳で定年を迎え、時間が自分に戻ってきた。
さて、これから何に使おう。

60歳からの人生

60歳になって、
時間の意味が変わった。

平日の時間は、ほとんど仕事のものだった。

朝起きて、会社へ行く。
働いて、家に帰る。
それを約40年。

60歳で定年を迎えたとき、 突然その時間が自分に戻ってきた。

最初に手に入ったのは、 新しい肩書でも、大きなお金でもない。

自分で使い方を決められる時間だった。

けれど、自由になったからといって、 何もしないで暮らしたいわけでもない。

むしろ、考えることが増えた。

これから何をするのか。
何のために働くのか。
残された時間を何に使うのか。

答えはまだない。
だから今、考えている。

40年働いた後に
見えたもの

技術が仕事を支え、
旅が心を支えてきた。

若い頃、機械設計や自動車設計の仕事で 技術の基礎を身につけた。

当時、それが何十年後の自分まで 支えてくれるとは思っていなかった。

会社名も、肩書も、いつかなくなる。
けれど、自分の中に身につけた技術と経験は残る。

技術は、人を裏切らない。

一方で、仕事だけでは心が持たないことも、 若い頃に知った。

「休むこと」や「メンタルヘルス」が 今ほど普通に語られなかった時代。 弱音を吐けば「たるんでいる」と言われるような空気もあった。

そんな自分を仕事の外へ連れ出したのが、旅だった。

アメリカ東海岸、インド。
知らない土地を一人で歩くと、 仕事だけが世界ではないと分かった。

1980s

技術を身につける

機械設計・自動車設計の世界で仕事を始める。 若い頃に学んだ技術の基礎が、 その後の仕事人生を支えることになる。

1990s

仕事の外に世界があることを知る

仕事のストレスを抱えるなか、 アメリカ東海岸やインドを個人旅行。 旅が気持ちを切り替える大切な時間になっていく。

1999

タイとの出会い

タイを訪れ、それまでとは違う暮らし方や 価値観に触れる。 この出会いが、その後の人生へつながっていく。

2025–26

定年、そして再出発

約40年の会社員生活を終え、 仕事、学び、旅、発信、 そして時間の使い方を改めて考え始める。

技術が仕事を支え、
旅が心を支えてきた。

会社を離れたとき、
自分には何が残るだろう。

60歳で始めたこと

知らない世界に入ってみると、
まだ自分の知らない社会があった。

定年したから、「もう新しいことはしない」 とは思わなかった。
時間ができた。なら、 今まで入ったことのない世界を見てみよう。

01

LEARNING

学び直す

Webデザインを学ぶため、職業訓練校へ。 HTML、CSS、Illustrator、Photoshop、WordPress。 60歳から、まったく違う分野を学び直している。

学ぶことに、定年はない。

02

WORK

違う仕事を経験する

タイミーなどで、飲食、物流、福祉の現場へ。 実際に働いてみると、 会社員時代には見えなかった社会があった。

お金を稼ぐことは、簡単ではない。

03

CAREER

もう一度、仕事を考える

定年したからといって、 「もう働かない」と決める必要もない。 技術や経験を活かせる場所があるなら、 それも選択肢だ。

働くかどうかも、自分で選びたい。

04

CREATE

経験を残す

ブログを書く。YouTubeで話す。Webサイトをつくる。 経験を言葉や映像に変えると、 自分の中だけにあった出来事が、 誰かに渡せるものになる。

経験は、誰かに渡せる価値になる。

QUESTION

年齢を理由にやめていることはないだろうか。
今だからこそ、始められることはないだろうか。

熱したガラスを形づくる職人の手

自由になった時間を、 どう使うか。

自由とは、
何もしないことではなかった。

定年すると、 会社に合わせていた時間が自分に戻ってくる。

でも、自由とは 「何もしなくていい」ということではなかった。

仕事をする。
学ぶ。
旅をする。
発信する。
そして、ときには何もしない。

これから働くのか、働かないのか。
まだ決めていない。

お金は、もちろんあった方がいい。
働けるなら働きたい気持ちもある。

ただ、仕事だけで人生を埋めるつもりもない。

お金、健康、やりたいこと、その時の気持ち。
状況に合わせて配分を変えればいい。

今の私にとって自由とは、

「働かないこと」ではなく、
働くことも、働かないことも、
自分で選べること。

QUESTION

もし時間を自分で選べるようになったら、
あなたは何に使いたいだろう。

今、考えていること。

60歳になったからといって、
人生の答えが出たわけではない。

むしろ、会社という大きな枠から離れたことで、 考えることは増えた。 どれも今すぐ答えを出す必要はないと思っている。

01 WORK

どこまで働くのか。

もう働かなくてもいい、と決める必要はない。 必要としてくれる場所があり、 今の生活とのバランスが取れるなら、 働くことも面白いと思っている。

02 MONEY

何のために残し、何に使うのか。

お金は多い方が安心できる。 でも、残すことだけが目的でもない。 時間や経験に変えることで生まれる価値もある。

03 HEALTH

元気に動ける時間を、どう使うのか。

人生の残り時間と、 自由に動ける時間は同じではない。 だからこそ、元気なうちにできることを 先送りしすぎたくない。

04 PLACE

どこを「暮らす場所」にするのか。

日本か、タイか。 どちらか一つに決める必要もない。 自分にとって心地よい暮らし方を、 これからも探していきたい。

05 LEARNING

これから何を学ぶのか。

知らないことが分かるのは、 いくつになっても面白い。 役に立つかどうかだけで、 学ぶものを決めなくてもいいと思っている。

06 TIME

誰と、何に時間を使うのか。

結局、人生で使える時間には限りがある。 その時間を誰と過ごし、 何に使うのか。 これが一番大きな問いなのかもしれない。

答えは、変わってもいい。

大切なのは、考えることをやめないこと。

これから、どう生きるか。

まだ、答えは決めていない。

働くかもしれない。
旅をするかもしれない。
新しいことを学ぶかもしれない。

今までとは違う場所で、 暮らしているかもしれない。

先のことを全部決めてしまうより、 その時の自分を見ながら選んでいきたい。

決めていないからこそ、選べる。

この先も、考えは変わっていく。

ここには、「60歳からの人生」を実際に歩きながら、 その時々で考えたことを残していきます。

2026.09 UPDATE 01

まだ、次の働き方は決めていない。

定年後、職業訓練校へ通い、 これまでとは違う仕事も経験した。 そして今、もう一度これまでの技術を活かして 働くことも選択肢になっている。

働くか、働かないか。 どちらかを先に決めるのではなく、 自分が納得できる条件なら働く。 今は、そんな考え方に変わってきた。

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